公益財団法人掛川市生涯学習振興公社(以下、「公社」という。)は、平成17年の市町合併に伴い、平成20年4月、公共施設を管理運営する市内の類似2団体が運営の効率化を目指し統合され財団法人掛川市生涯学習振興公社が設立され、その後令和2年4月に名称変更をいたしました。
これまでに指定管理者として、文化振興事業、文化催事受託事業、ステンドグラス美術館受託事業等の各事業を行い、地域住民の生涯学習の推進、文化芸術の振興、健康福祉の増進等に努めてまいりました。
そして 、財団が主体となって推進してきた自主事業等においても、企画から公演実施までを市民との協働で推進し、多様化する市民ニーズに的確に対応し、それぞれの地域の状況に応じた市民が気軽に鑑賞し、参加できる公演・講座やイベントを実施しています。
指定管理者制度により、自らの努力と計画的、効率的な運営により市内5施設(生涯学習センター、文化会館シオーネ、美感ホール、二の丸美術館、ステンドグラス美術館)を多くの市民の皆様に快適にご利用いただけるよう管理してまいりました。
さらに財団設立の主旨を踏まえ、より公益的な法人として社会的信頼に応えるべく、平成24年度には公益財団法人格を取得し、日々経営改善の推進に努力を重ねてまいりました。社会環境の大きな変化に伴う様々な市民ニーズを反映するとともに、事業成果を重視した管理運営システムを構築し、舞台芸術振興法に則った、地域の特性を活かした生涯学習や伝統・文化芸術活動を推進し、市民一人ひとりが生きがいと豊かな市民生活を実現し、以前にも増して皆さまからの財団に対する信頼と支持支援を揺るぎないものにしたいと考えております。
また、平成26年度に策定された掛川市文化振興計画に沿って市民の芸術文化意識の高揚を図り、掛川市とともに文化振興を推進していくために指定管理者としての専門性や企画力を備えた組織として充実を図ってまいりたいと考えています。
令和2年度より名称を公益財団法人掛川市文化財団に変更いたしました。文化ホール3館の指定管理から離れて文化芸術の振興に特化し、特色ある文化振興事業と美術館運営を展開していきます。