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聖母子(エッサイの樹)

聖母子(エッサイの樹)
1820×730mm
A.J.Dix(エー・ジェー・ディックス工房)
1900年~1910年頃 イギリス
 
幼子イエスを抱く聖母マリアを描いたステンドグラスです。手には純潔を象徴する白いユリの花を持っています。「聖母子像」として描かれていますが、マリアの足元や上部を囲むように延びる葉から、コレクションの中にあるダビデ王、ソロモン王の装飾につながるパネルとして、「エッサイの樹」を構成する大きな窓の最上部にあたるパネルであったと考えられます。
エッサイとはダビデ王の父で、救世主(キリスト)はダビデ王の家系、つまりイスラエルの王の子孫から出なくてはいけないということを強調するための作品でもあります。
エッサイの樹とは、キリストの家系図を表す図像のことです。
ステンドグラス美術館
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