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掛川城
室町時代、駿河の守護大名今川(いまがわ)氏が遠江(とおとうみ)進出を狙い、家臣の朝比奈(あさひな)氏に命じて築城させたのが掛川城のはじまりです。戦国時代には、山内一豊(やまのうちかずとよ)が城主として10年間在城しました。働き盛りの一豊は、大規模な城郭修築を行い、天守閣、大手門を建設するとともに、城下町の整備や大井川の治水工事などに力を注ぎました。掛川は、一豊の人生にとって大きな意味をもつ土地であり、高知城は掛川城を模して造られたとも伝えられています。
現在の掛川城は、平成6年(1994年)4月に「東海の名城」と呼ばれた美しさそのままに、日本初の「本格木造天守閣」として復元されたものです。
掛川城周辺には、四季桜・しだれ桜・ソメイヨシノが約130本植えられており、毎年春には多くの人の目を楽しませています。
現在の掛川城は、平成6年(1994年)4月に「東海の名城」と呼ばれた美しさそのままに、日本初の「本格木造天守閣」として復元されたものです。
掛川城周辺には、四季桜・しだれ桜・ソメイヨシノが約130本植えられており、毎年春には多くの人の目を楽しませています。
二の丸美術館
二の丸美術館は、細密工芸品を主とする木下コレクションと、近代日本画を収集した鈴木コレクションを主に収蔵しています。
木下コレクションは、江戸から明治にかけてのたばこ道具、印籠、刀装具、書画など約2,300点を数え、なかでもたばこ道具は秀逸な作品が数多く収集されています。
地域の芸術文化活動の拠点施設として、細密工芸・近代日本画・郷土で活躍した人々の作品などを、年8回程度の企画展を通して公開しています。
竹の丸
天正18年(1590年)、豊臣秀吉(とよとみひでよし)によって掛川城主に任命された山内一豊(やまのうちかずとよ)は、それまでの掛川城に郭(くるわ)を付け加え城を拡張しました。この時に竹の丸も造成されたと考えられます。
竹の丸は、天守閣や本丸など城の中心部に通じる道筋にあたり、防衛上重要な場所であったことから、家老など重臣の屋敷地に割り当てられました。
竹の丸は、天守閣や本丸など城の中心部に通じる道筋にあたり、防衛上重要な場所であったことから、家老など重臣の屋敷地に割り当てられました。