花と鳥 美の競演 -細密工芸・日本画・日本洋画-
二の丸美術館開館25周年記念 特別展
花と鳥 美の競演
―細密工芸・日本画・日本洋画―
会期:5月20日(土)~7月9日(日)
桜や菊、牡丹といった四季折々の花々、愛らしい小鳥や優雅な鳳凰、吉祥の図柄として好まれた鶴など、これらはいつの時代も日本人が愛してやまない題材でした。本展覧会では、当館収蔵品より江戸時代の絵画から明治・大正期の工芸まで、花と鳥が表現された幅広い作品をご紹介します。
これに加え特別出品として、江戸時代の異色の画家・伊藤若冲の《樹花鳥獣図屏風》(高精細複製画)〔静岡県立美術館蔵〕と、金地の大画面に鶴の群れを描いた石田幽汀の《群鶴図屏風》(※)〔静岡県立美術館蔵〕をご覧いただきます。
掛川の観光スポットとして多くの人々に親しまれる掛川花鳥園も今年開園20周年を迎えます。展覧会では掛川花鳥園とコラボし、園で人気の鳥のミニ写真展示も行います。
職人技ともいえる工芸の緻密な細工から華やかな日本画、日本洋画、そして花鳥園の人気ものたちの写真まで、魅力あふれる花と鳥の世界をお楽しみください。
会期中、一部作品の入れ替えがあります
(※)《群鶴図屏風》石田幽汀 展示期間= 5月20日(土)- 6月18日(日)
【会期中のイベント】
- 作品解説 日時 6月11日(日)、24日(土) 14:00~14:30
申込不要 ただし、観覧料が必要となります。
- 展覧会関連講座
「若冲の魅力-花と鳥展の展示作品から」
講 師 日比野 秀男(当館館長)
日 時 6月3日(土) 14:00~15:00
場 所 掛川市立中央図書館 地下会議室
申 込 5月1日(月)より電話申込(先着順)
定 員 50名
参加費 500円(展覧会観覧券付き)
《次回展覧会予告》
葉 祥明原画展-しあわせの小径へ-
1973年『ぼくのべんちにしろいとり』でデビューした葉祥明(よう・しょうめい)は、『詩とメルヘン』『いちごえほん』でメルヘン作家として広く知られるようになりました。
また近年は小説『東京タワー』(リリー・フランキー著)で引用された「母親というものは」などにより詩人としても知られています。
半世紀に及ぶ創作活動では、平和や環境問題を扱った作品から人間の心に寄り添うメッセージ性のこもった作品まで様々なテーマに取り組んできました。作品のテーマは異なりますがそこに共通するのは、生きる喜びや幸せを伝えたいという葉 祥明の思いです。
優しい色彩で空や海、大地などを描いた叙情的な作品は見る人を穏やかな気持ちへと誘います。
本展は、北鎌倉 葉祥明美術館のご協力により絵本原画をはじめ油彩画、詩作品まで幅広く葉祥明の世界をご紹介します。さらに、新作『とべ!ジェイムズ』の原画を初めて展示します。
氏の50年の足跡をたどりながら優しくあたたかな空間で、心豊かなひとときをお過ごしいただければ幸いです。
■会期中のイベント
【葉 祥明氏ギャラリートーク&サイン会】 ※予約不要
会場:二の丸美術館 ロビー
7/22(土)14:00~14:45 7/23(日)10:00~10:45
サイン会はギャラリートーク終了後となります。
【葉 祥明氏講演会&サイン会】
会場:掛川市立中央図書館 地下会議室/サイン会:二の丸美術館ロビー
9/2(土) 講演会 13:30~15:00/サイン会 15:15~16:00
申込:8/5(土)より二の丸美術館☎申込
定員:50名(先着順)
参加費:500円(展覧会観覧券付)