本文へ移動

所蔵コレクション

所蔵コレクション展示・閲覧について

所蔵作品のうち、「木下コレクション」についてご紹介いたします。
「木下コレクション」は、江戸から明治・大正期のあらゆる分野の工芸品を集約したコレクションです。その中から秀逸な作品を抜粋し、分野ごとに分けてご紹介しております。
大別して、たばこ道具からたばこ入れときせる・印籠・櫛かんざし・懐紙入れ・刀装具の各種です。

木下コレクションについて

「木下コレクション」は、平成9年(1997)に故 木下満男氏(1932-1996)から掛川市に寄贈された、たばこ道具をはじめとする美術工芸品のコレクションです。
氏は掛川市の出身で、精密機械の検査機器などを製造する電子磁気工業株式会社(本社東京)、不動産会社の株式会社ぼくみつ(本社東京)を設立し、実業家として成功をおさめました。
氏は知人の勧めから書画骨董に興味を持ち、昭和30年代から古美術全般にわたり収集をはじめ、特に昭和50年代から60年代にかけて多くの美術骨董品を集めました。その中でも、特に氏が興味を持たれたのがたばこ道具です。
実用と装飾を兼ね備えたたばこ道具は、多彩な意匠と細密な技巧で、美しいだけでなく歴史的にも価値のある文物として、その姿を今に伝えています。
氏は、これらたばこ道具に見られる彫金技術の高さにことのほか興味を惹かれました。それゆえ収蔵品の半数にあたる約1,000点がたばこ道具で占められており、コレクションの中枢を成すものとなっています。
また、収蔵品はたばこ道具のみならず、印籠・刀装具・化粧道具といった細密工芸品、明治期の蒔絵・彫金作品など多岐にわたり、氏の収集精神と審美眼の高さをうかがい知ることができます。

鈴木コレクションについて

「鈴木コレクション」は、昭和54年(1979)に故 鈴木始一氏(1902-1985)から掛川市に寄贈された近代日本画のコレクションです。
氏は袋井市山梨の出身で、掛川市内に工場を持つ株式会社サンエー化研(本社東京)、昭和パックス株式会社(本社東京)を設立し、製袋業界の発展に大きな業績を残しました。特に麻を利用していた米袋を、全国規模でクラフト紙に転換したことは、流通産業界で大きな功績です。
氏は、美術品や絵画 特に近代日本画に興味を持ち、昭和30年代・40年代にその多くを収集しました。
昭和54年に掛川市が全国で初めて生涯学習都市宣言を行った時、本市が推進する生涯学習運動に大変関心を寄せられ、その際に長年愛蔵の貴重なコレクションを寄贈されました。
コレクションは、明治から大正・昭和期を代表する著名な作家たちの作品が集約されています。横山大観・川合玉堂・前田青邨・竹内栖鳳・福田平八郎など、各画壇で活躍した巨匠たちの作品が収蔵されています。

所蔵品紹介(一部抜粋)

きせる

桜花文きせる
桜花文きせる
桐菊唐草図蒔絵たばこ盆
二の丸美術館
2
5
1
7
1
7
TOPへ戻る